ギザとその周辺
カイロ近郊のギザからダハシュールにかけてのナイル西岸は、エジプト古代文明の象徴ともいえるピラミッドの宝庫。古王国時代、歴代の王が数々のピラミッドを残しました。
クフ王のピラミッド
(ギザ)
ギザの第一ピラミッドと呼ばれ、エジプト最大の規模を誇ります。ギザにある他の2基のピラミッド同様、今から約4500年前に建てられたものです。創建当初は高さ146mあったとされていますが、剥落と風化によって現在は137mに。王の玄室まで大回廊が通じていて、内部の見学ができます(99年11月現在、人数制限あり)。
●開館時間/夏時間=8:00〜17:00 冬時間=8:30〜16:00 ※無休
カフラー王のピラミッド
(ギザ)
ギザの第二ピラミッドと呼ばれ、クフ王のピラミッドの南西に位置しています。創建当初の高さは143m、クフ王よりやや劣るものの、頂部に化粧石が残っていて保存状態は抜群です。東側すぐそばの葬祭殿(遺構のみ)から参道が伸び、その途中にスフィンクスが東の空を見据えるように座っています。※玄室の見学は99年11月現在、不可。
メンカウラー王のピラミッド
(ギザ)
ギザの第三ピラミッドと呼ばれ、他の2基と比較して高さが半分以下と、最も小規模のピラミッドです。小粒ながら地下の玄室の保存状態がよく、観光時には内部の見学ができます。この玄室から、装飾された石棺が発見されましたが、イギリスに移送中にスペイン沖で船が難破し、棺が失われてしまったといわれています。
●開館時間/夏時間=8:00〜17:00 冬時間=8:30〜16:00 ※無休
スフィンクス
(ギザ)
カフラー王のピラミッドから伸びる参道そばにある、エジプト最古にして最大のスフィンクス。その容貌はカフラー王を模し、ピラミッド建設時の石切り作業後の岩山を削って形成されました。太陽が昇るのを見つめるかのように東を向いてたたずむ姿は、実に神秘的。毎夜3回行われる音と光のショーでは、歴史の語り部として登場します。
ジェセル王の階段ピラミッド
(サッカラ)
サッカラは、古代からマスタバ(墳墓)が多く築かれた、いわば「死者の都」です。紀元前2650年ごろ、ジェセル王が建造させたエジプト最古のピラミッドも1基のマスタバを基本に数度の設計変更が加えられ、現在のような6段の階段式ピラミッドになりました。付属の神殿や祭殿をもつ「ピラミッド・コンプレックス」の最初の例でもあります。
●開館時間/夏時間=7:00〜17:00 冬時間=7:00〜16:00 ※無休
ラムセス二世像
(メンフィス)
メンフィスは、上下エジプトを統一した最初の王朝が首都を置き、3000年以上にわたって歴史上の中心的役割を担ってきた古都。その最大の見どころが、アブシンベル神殿を建てたことでも有名な「建築王」ラムセス二世の巨像です。かつての立像は建物の中に横たえられ、2階の回廊から見下ろして、その全容が眺められます。
●開館時間/夏時間=8:00〜17:00 冬時間=8:00〜16:00 ※無休
屈折ピラミッド
(ダハシュール)
下から約50mの位置で傾斜の角度が変わる、不思議なピラミッドで、エジプトでも他に例がありません。クフ王の父にあたるスネフェル王が築いたもので、彼は他にも複数のピラミッドを残していますが、理由は謎に包まれたままです。外装の化粧石がよく保存されているピラミッドとしても知られています。
●開館時間/夏時間=7:30〜17:00 冬時間=7:30〜16:30 ※無休
赤ピラミッド
(ダハシュール)
屈折ピラミッドと同じくスネフェル王が建立。赤い石材が使われたことにより、この名がつきました。屈折ピラミッドの上部と同じ角度が使われた、ゆるやかな傾斜をもつピラミッドです。現存する真正ピラミッド(正四角錐をした完全なピラミッド)の中では最古のもので、保存状態もよく、周辺に葬祭殿なども発見されています。
●開館時間/夏時間=7:30〜17:00 冬時間=7:30〜16:30 ※無休
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